●がじゅまる
沖縄の古い民家の庭先に大抵植えられているのが、がじゅまるの木。
沖縄方言では、「ガジマン」またはがじゅまるの木の意味で「ガジマンギー」と呼ばれる。
幼少の頃から身近にあり、格好の遊び場になったり、遊び道具になったりする。
大木なので木の上に木材を上げ基地を作り、隠れ家にする。
また、なぜか知らないががじゅまるのひげと木の汁でガムを作ったりする。当然食べられるものではない。小さい頃は、本当にこれでガムができると信じきっていた。
木の実も食べられるような気がするが、駄目だった。皆が試したものだ。
がじゅまるの実
沖縄の人間は、誰しもが がじゅまるに 馴染み親しんできた。思い入れのある植物である。
だから他の木とは異なる思いを抱くものである。沖縄の厳しい陽射しの中に唯一の憩いの空間を作ってくれる大木。
枯れた木の葉は、冬には焼き芋の焚き火の原料となる。
数年に一度は枝葉を伐採される。伐採される枝葉は大量のため、その中に遊び場ができる。 枝葉の上で飛んだり跳ねたり、あるいは中に潜って隠れたり。
がじゅまるの思い出は次々と蘇ってくる。
がじゅまるの木