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2006年09月28日

●沖縄のグァバ

 沖縄でグァバといっても誰もわからない。「グァバ」という言葉を使う場合は、本土の人に、この果実を説明する場合のみである。
 沖縄では、方言で「バンシルー」、なぜか学名が「バンジロウ」なので、語感が近い。沖縄では人名の「次郎:ジロウ」のことを「ジラー」と呼ぶので、これを当てはめると「バンジラー」なのだが、なぜか「バンシルー」なのである。 学名から沖縄独特の呼び名が生まれたのか、沖縄の言葉から学名が生まれたのかは定かでない。

 この木は、沖縄の野山に自生していたり、ないしは民家の庭に生えていたりする。 実が青いうちは、渋くてとても食べられたものではないのだが、熟して白くなり始めると、まさにグァバと同じ風味の味になる。南国独特である。
 種の周りが最もうまいのだが、小さい種がいっぱいあるため、果肉との分離が難しく、結局種ごと食べたりする。食べ過ぎると結構悲惨な便秘になりやすい。
 虫も付きやすい。表皮部分から中に侵入して、種の所にいる。熟しすぎると虫の餌食になる。折角いい実を見つけても割ってみたら虫がうじゃうじゃなんてこともよくあった。 

 本土に比べ、沖縄の野山には食べられる実が少ないため、この「バンシルー」は子供達の貴重な食糧源ないしは、楽しみの一つであった。 
 「バンシルー」の樹のありかや、どの樹がいいか、いつ頃が食べ頃か、子供達は良く知っていた。 そして食べ過ぎて便秘になるのであった。


bannzirou.JPGこの状態ではまだまだ食べられません。

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