●鬼ムーチー
旧暦の12月8日(新暦では2007年1月26日)、この日をぜひとも覚えておいて下さい。
その昔大里という村に、兄妹が住んでいて兄の方が鬼になってしまいました。妹は鬼になった兄を退治するために、釘や鉄入りの餅をつくり、下半身をはだけて、「上の口は餅を食う口、下の口は鬼を食う口」といって、鬼を崖下に突き落として退治したという逸話があり、その過激な話に子供心をドキドキさせたものです。
沖縄ではこの日を「ムーチー」といって、月桃の葉にくるん鬼餅(オニムーチー)を大量に作り、子供たちは自分の年の数だけ食べます。その香ばしさと包み方がやや異次元的で、昔話と相まって不思議な感覚をおぼえてしまうものです。
←3色のムーチー。甘くも何もない白色のムーチーもあります。
幸いにも今でも実家では、この行事が続いていて、一度わざわざ本土まで「オニムーチー」を送ってくれたこともありました。
昔はもち米を機械で引いて作っていましたが、今では沖縄のスーパーに行くと「ムーチー」用の粉も売っています。
いつまでも続いてほしい行事の一つです。
<ムーチーの原料>
・月桃(サンニン)の葉(餅を包むのに使います)・・・山や裏庭で取れます。
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・ススキの葉(紐代わりに使います)・・・その辺で取ってきます。
・ムーチーの粉(もち米の粉のことです)・・・スーパーで買ってきます。昔は違ったけど。
・黒砂糖(色を出すのに使います)・・・スーパーで買ってきます。塊を買ってはいけません。