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2007年03月05日

●沖縄タイム

 沖縄には、独特の時間感覚を表す、「沖縄タイム」という言葉がある。 よく使われるのは、約束の時間から一時間遅れて宴会などが始まるだとか、遅れてくるだとかいう類の意味で使われる。 要は時間にルーズな様を表すようだ。 こいうい言葉があると沖縄の人間は、皆時間を守らないように思えてしまうのだが、それは間違っている。

 そもそも、沖縄タイムが発生する場面というのは、時間を気にしなくてもいい時だけなのである。 例えば、仕事が終わって後の宴会や模合*などである。 終電など無いので、終わりの時間は決まっていない。居酒屋はそんなに客は居ないので、2時間制限なんてのも無い。時間はたっぷりあるので、個人個人は一旦用事を済ましてからやってくる。 そしてたっぷり飲んで気分よくなって、体が欲するままに終わっていくのである。 こういう場面には時間はそもそも要らないのである。終わりの時間が無い場面には始まりの時間も無いのである。

*模合(ムウェー):ある仲間同士の毎月一度の会合。月に一度決められた額のお金を積み立てる。お金の必要な人が金利の入札により積立金を受け取る権利を得る。受け取った人は翌月から一定額+一定額の金利を払い続ける。 人数分だけの月数分継続される。 積立金を受け取った人たちが払う金利分が、利息となる。 

 沖縄タイムというのは、そもそも時間の感覚ではなく、時間という概念が無い感覚である。 そこに存在するのは、動物的な時間感覚だけである。 そういう文化が沖縄の守礼の文化である。
 たまたま、約束の時間に遅れたり、結婚式などの宴会が一時間遅れて始まったりなんていうのは、沖縄タイムの場面が間違って起こるアクシデントである。
 
 しかし、そういう管理人も、一度この本土の地にて、沖縄タイムをやらかしてしまった経験がある。友達数人との約束の時間に一時間近く遅れたことがあるのだ。 友達と思って気楽に考えていたのと、沖縄人独自の”なんくるないさ”精神(どうにかなるさ)から来るものだ。 その時は本土の友達みんなが心配してくれて探し回ってくれていた。 本当に申し訳ないことをしたと20年以上経った今でもはっきりと覚えている。 やはり、やらかしてはいけないものはいけないのだ。

 

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