2006年10月15日

●ハイビスカスのイメージは?

 「ハイビスカス」は、ブーゲンビリアと並んで南国亜熱帯の楽園をイメージする代表的な花であろう。ハワイや沖縄などの観光の象徴でもある。
 しかし沖縄の人にとっての「ハイビスカス」は観光の島として、観光客相手に使う言葉である。やはり島の人にとっては「アカバナー」であろう。 花が赤いから「アカバナー」実に単純な名前である。 普段方言をしゃべっているときは「アカバナー」。学校で勉強しているときは「仏葬華」なんて使っていました。 髪飾りにして写真を撮るなんて当然しません。 生活の一部でしたので。庭の生垣として大抵の家に植えられていたました。 「仏葬華」なんて名前がついているくらいですから、たぶん仏前に供えたのでしょう。管理人はあまり記憶にはありませんが、墓前には供えられたような形跡があったような気もします。
 木の枝は遊び道具に使えました。 枝は程良く硬いので、Y字型の部分を切り出してパチンコを作ったり、木の皮がうまく剥がれるので、鞘(皮の部分)つきの刀を作ったりした覚えがあります。 また、葉っぱを丸めて潜んでいる青虫がいるので、裏山から見つけてきた鳥の雛のえさにしたりしました。
 
 という感じで、生活の一部のアカバナーは管理人にとってハイビスカスとは全く違うイメージなのです。最近は種類も多く、赤い色からピンク、黄色、白なんて実に様々です。 管理人は赤以外の花を「ハイビスカス」と信じきっています。

akabana.JPG
 このアカバナーは樹が大きくなりすぎていますが、生垣の一部だときれいに刈り込まれて背丈ももっと低いのです。↓写真参照
akabana.jpg


2006年09月16日

●がじゅまる

 沖縄の古い民家の庭先に大抵植えられているのが、がじゅまるの木。
沖縄方言では、「ガジマン」またはがじゅまるの木の意味で「ガジマンギー」と呼ばれる。 
幼少の頃から身近にあり、格好の遊び場になったり、遊び道具になったりする。
大木なので木の上に木材を上げ基地を作り、隠れ家にする。
また、なぜか知らないががじゅまるのひげと木の汁でガムを作ったりする。当然食べられるものではない。小さい頃は、本当にこれでガムができると信じきっていた。
木の実も食べられるような気がするが、駄目だった。皆が試したものだ。

mi-gazyumaru.JPG がじゅまるの実


 沖縄の人間は、誰しもが がじゅまるに 馴染み親しんできた。思い入れのある植物である。
だから他の木とは異なる思いを抱くものである。沖縄の厳しい陽射しの中に唯一の憩いの空間を作ってくれる大木。
枯れた木の葉は、冬には焼き芋の焚き火の原料となる。 
数年に一度は枝葉を伐採される。伐採される枝葉は大量のため、その中に遊び場ができる。 枝葉の上で飛んだり跳ねたり、あるいは中に潜って隠れたり。

がじゅまるの思い出は次々と蘇ってくる。

 gazyumaru.JPGがじゅまるの木